【解説】風強い状態続き吹雪に注意! 石川県内の雪ピークは… 気象予報士解説
市川 栞 キャスター:
ここからは、気象予報士の小野さんとお伝えします。
小野 和久 気象予報士:
お願いします。
小野:
初めに午後6時の積雪の数字です。金沢で15センチ、輪島で5センチ、白山河内では69センチなどとなっています。白山河内はきのう3日のこの時間は23センチ、金沢は0センチでしたので、一気に降り積もりました。
小野:
気象台の週間予報を見ていきましょう。来週の火曜日まで雪マークが続きます。特に、あす5日、あさって6日は風も強い見込みです。
そして、気温が低い状態が続きます。最高気温は4度前後の日が多く、最低気温は0度から氷点下1度です。降った雪が解けにくい気温です。
あす5日の予想天気図です。石川県内は寒気に覆われています。寒気と冬型の気圧配置は、この先、1週間程度は続く見込みです。
小野:
雪と風の予想です。今夜4日夜9時には、JPCZと呼ばれる雪雲の帯が、福井県の南部にかかる見込みです。あす5日朝にかけて雪雲の帯は北上してきます。あす5日の日中は、別の雪雲が石川県内にかかる予想です。あす5日夜からあさって6日朝にかけて、雪雲は能登を中心にかかります。それ以降も、JPCZとは別の雪雲が県内にかかる見込みです。
市川:
風の強い状態が続きます。吹雪に注意ですね。
小野:
この画面は、ひとつのコンピューターの予想です。最新の情報に注意してください。
小野:
24時間で予想される降雪量です。あす5日夕方までの多い所で、加賀の平地で40センチ、山地では 1メートル、能登の平地で40センチ、山地で50センチ。あさって6日夕方までは、平地では能登のほうが多くなり、多い所で加賀の平地で20センチ、能登の平地で40センチ。その後、7日金曜日までは、加賀・能登ともに平地で20センチが予想されています。
市川:
この数字を見ると明日5日が最も多く降りそうですね。
小野:
現時点では、雪のピークはあす5日いっぱいと見ていますが、予報は刻々と変わっていきます。あさって6日以降が安心というわけではありませんので、最新の情報にご注意ください。
市川:
ここまで小野さんとお伝えしました。