高齢化で途切れたはずの労働歌…能登の復興願い復活 地元の絆をつなぐために…
地元の絆をつなぎます。
高齢化で去年で最後となるはずだった石川県珠洲市の伝統行事「砂取節まつり」が能登の復興を願い、ことしも行われました。
砂取節は、珠洲市で塩づくりに携わる人たちが歌い継いできた労働歌で、県の無形民俗文化財に指定されています。
この伝統を継承しようと毎年開かれてきた「砂取節まつり」。高齢化を理由に去年が最後となるはずでしたが、元日の地震を受け復興を願おうと被災した人たちが中心となってことしも行われました。
砂取節まつり実行委員会・南方 治 実行委員長
「日常が非日常になって地元にいた人がいなくなって、先が見通せない…どうしようと不安のなかで、でもなんかやろうねということで始まったので」
地元の絆をつなぐために。
砂浜では奥能登国際芸術祭が縁で交流する東京の造形作家が制作した神輿が練り歩いたほか、キリコ太鼓も披露され祭りを盛り上げていました。