本格的な冬の訪れを前に 石川・金沢市の長町武家屋敷跡で「こも掛け」作業始まる
本格的な冬の訪れを前に金沢市の観光名所長町武家屋敷跡では、土塀を雪から守る「こも掛け」がきょうから始まりました。
金沢の冬の風物詩「こも掛け」は北陸特有の湿った雪から土塀を守ろうと、金沢市が毎年この時期に行っています。
きょうは地元の人や観光客が見守る中、市から委託を受けた職人らがわらで編みこまれた「こも」を一つずつ取り付けていきました。
■県造園業協同組合金沢支部長割田 辰義 さん
「こういう風習は金沢独特なもので、そういうところがあるというのを皆さんに楽しんでもらえたら、見てもらえたら助かります。金沢ももう本格的な冬が訪れるんだなという感じです」
長町武家屋敷跡周辺では、あすにかけて総延長約1.1キロの土塀に500枚ほどの「こも」が取り付けられ、来年3月中旬まで冬の装いとなります。
最終更新日:2024年11月30日 11:59