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なるほど週末天気 熱中症”特別”警戒アラートの基準 わかりやすく解説します!

2024年7月25日 18:48
なるほど週末天気 熱中症”特別”警戒アラートの基準 わかりやすく解説します!
市川 栞キャスター:
「木曜日は報道部の気象予報士・小野さんに週末の天気を中心に伝えてもらいます。小野さん、きょうも暑くなりました」
小野 和久 気象予報士:
「あすからも30度以上の日が続きます」

「気象台の週間予報を見ていきましょう。あす・あさっては晴れのマークがありますが、加賀地方では、山地を中心に雨の降る所があるでしょう。日曜日は、雨の降る時間があるでしょう。」
市川:
「火曜日からは晴れのマークが続いています。梅雨明けの平年日は23日ですから、きょうで2日遅れですね」
小野:
「前線が、東北地方に停滞し、遅れています。いまの時期の最高気温は31度、最低気温は24度くらいが平年並みですので、どちらも平年より高い日が続くでしょう」
市川:
「7月も下旬です。この先の天気が気になります」

小野:
「気象台の3か月予報を見ていきましょう。気温は、8月・9月・10月ともすべて「平年より高い」です。この先も、日本列島全体が、暖かい空気に覆われやすいためです」
市川:
「特に8月は、真夏なのに、さらに、平年よりも「高い」予想なんですね」
小野:
「そして、残暑も厳しく、秋の訪れは遅くなりそうです。下の段、雨の量はどの月も「ほぼ平年並み」ですが、台風シーズンに向かいますので気を付けていきましょう」

小野:
「さて、先週、ことしから、「熱中症の特別警戒アラート」の運用が、開始されたとお伝えしました」
市川:
「”特別”が付くアラートの発表される基準はどのようになっているんですか」

小野:
「はい、アラートは、環境省の「暑さ指数」を利用しているとお伝えしましたが、その「暑さ指数」は5段階に分かれています。ほぼ安全、注意、警戒、厳重警戒、危険…です。このうちの一番上の「危険」を詳しくみますと…」

「気温と勘違いされるため普段は登場しませんが、暑さ指数には数字が付いています。危険は、暑さ指数が31以上のときのランクです」
「この「危険」のうち、33以上の指数が県内の1か所でも予想されたらアラートが発表されます」

「そして、特別アラートは、その上の「35以上」が県内すべてのポイントに予想されたときに発表されます」
市川:
「かなり厳しい基準なんですね」
小野:
「環境省に聞きましたら、いままでに、日本各地でこの基準に達したことはないそうです。ただ、これから先、「絶対にない」とは言い切れないため、そうなった場合に備えて運用を開始したとおっしゃっていました」

市川:
「”特別警戒アラート”の発表に備えて、市や町が、事前に避難施設を指定しておくんでしたね」
小野:
「その通りです。涼しい環境が「確保できない人」などのために、発表されたらそこを一般に開放する…というものです」
市川:
「それほど、熱中症の被害が深刻なんですね。アラートが出る・出ないにかかわらず、熱中症には気を付けていきたいですね」
小野:
「そうですね。最後に、きょうも北陸4県の気象台の週間予報です」

「北陸地方の梅雨明けは新潟の気象台が発表しますが、その新潟では火曜日まで雨マークです。次に4県とも晴れるのは、31日・水曜日です。気温は、4県とも平年より高い日が続くでしょう」
市川:
「梅雨明けの日も気になりますが、暑さには十分に警戒しないといけませんね」

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