今年一番の暖かさ 石川県内ぽかぽか陽気に「めっちゃ暑い」 花見シーズンへ準備着々
高気圧に覆われ、朝から気温が上がった石川県内。
広島からの観光客:
「寒いと思ってすごい準備してきたけど、暖かい。カイロとか手袋とか準備してきたんですけど必要ない」
春本番の陽気となり、金沢の最高気温は午後5時に17・5度まで上がり4月中旬並み。能登では七尾で19.0度、輪島で18.4度とさらに上がり、県内ほとんどの地点で今年一番の暖かさとなりました。
山下 実々記者:
「午後2時の気温は、手元の温度計で20℃近くになっていて、上着がいらないくらいの陽気になっています」
午後2時までの金沢の気温の変化をみてみると… 午前7時には5.5度でしたが、正午過ぎに16.9℃を観測。11℃も一気に気温が上がりました。
分厚いダウンを脱いでマフラーも外したという観光客は…
観光客:
「さっきからずっと(ダウン)脱いで歩いてるんですよ、暑すぎて。(マフラー)取ります。めっちゃ暑いです」
こうしたぽかぽか陽気に誘われて、園内の売店では…
「どうぞ~」
「ありがとうございました」
オーストラリアから観光客:
「 いっぱい歩いて、とても暑い。とてもおいしいです!」
兼六園の売店担当者:
「(先週は)一日で10個ちょっと売れるアイスが、今だと5~60個ぐらい売れてます。5倍、6倍くらいにはなってます、アイスだけで売り上げが」
こうした中、金沢市内では春に向けた準備が…
川島 行人 記者:
「こちらでは兼六園の紺屋坂に立てるぼんぼりの準備が行われています」
金沢市末町にあるムライ工芸。毎年、桜の時期に合わせて兼六園の紺屋坂沿いのぼんぼりを作っています。
先週から準備に入り、12日に最後の一基が完成しました。ことしは65基のぼんぼりが、桜とともに紺屋坂を彩ります。
ムライ工芸・村井 千寿 代表:
「兼六園のことじ灯篭と加賀てまりをあしらっていますので、また楽しんでいただけたらとおもいます。(紺屋坂は)桜で賑やかになりますから、ぼんぼりも一緒に見て喜んでいただけたらと思います」
出来上がったぼんぼりは13日に設置され、今月20日からはライトアップが始まります。
気になる桜のつぼみはまだ固いようですが、開花時期についてウェザーニューズはこの日、金沢の開花について平年並みの4月2日という予想を発表しました。
しかし、石川県内は13日から次第に寒気の影響で気温が下がる見込みで、つぼみが膨らむのはまだ先のようです。