“東北と能登” 被災地つなぐ閖上ヒマワリの種 金沢・近江町市場で中学生が配布
東日本大震災から11日で14年。東北と能登、それぞれの復興を祈り、石川県内の中学生がヒマワリの栽培を通じて、震災の風化防止に向けた取り組みを行っています。
11日、金沢市の近江町市場にやってきた中学生たち。
「辰口中学校です。閖上(ゆりあげ)地区のヒマワリの種を配っています」
道行く人に配っていたのはヒマワリの種です。
この種は、東日本大震災による津波で、900人以上が亡くなった宮城県名取市閖上地区のヒマワリから収穫されたもの。石川県能美市の辰口中学校では、2013年にこの閖上地区の種を譲り受けて以来、ヒマワリの栽培を続けています。
収穫された種は、生徒会などが毎年節目の日に、こうして配布をしています。
辰口中学校・坂田 虎柾 さん:
「能登半島地震のことも含めて地震など被害にあった人たちのことをもっとよく知ってもらいたいとの思いで配っている。育ててみますとかいう声がたくさん聞けてこの活動が少しでも広まってくれたらいいなと思っています」
辰口中学校・坂田 虎柾 さん:
「能登半島地震のことも含めて地震など被害にあった人たちのことをもっとよく知ってもらいたいとの思いで配っている。育ててみますとかいう声がたくさん聞けてこの活動が少しでも広まってくれたらいいなと思っています」
東北と石川の被災地をつなぐヒマワリ。辰口中学校では、震災の風化防止へ向けたこの取り組みを、今後も続けていくということです。
最終更新日:2025年3月10日 19:22