有名ブランドの専属も務めたメークアップアーティストの男性が25日、輪島市を訪れ、被災した女性たちを化粧で笑顔にしました。

■被災者の女性「かわいい？ありがとうございますー！」

被災した輪島市内の寺で、女性たちに化粧をしていたのはフランスの有名ブランド「ジバンシィ」の元専属メークアップアーティスト中野剛章さんです。

お寺の断水が解消されるなか、支援を申し出たということです。

■中野剛章さん「当たり前の日常が突然奪われてしまった。メイクで少しでも一瞬かもしれないがうれしい気持ちになってくれれば、それでもうありがたく思います」

化粧が終わると…思わず笑みがこぼれます。

■被災者の女性「顔を洗う水も貴重でメイクには使えなかった。テンション上がる頑張らなくっちゃという感じ」

避難所暮らしで地震のあと初めてのメイクだった人もいて、中野さんは「今後も要望があれば続けていきたい」と話しています。