2200本のロウソクが灯す”復興の光” 地域の再生願い輪島市金蔵万燈会が復活
輪島市で、一日も早い地域の再生を願い、2000本あまりのろうそくに火を灯す催しが開かれました。
15日夕方、輪島市町野町の金蔵地区では、地元住民や県外から訪れたボランティアがカップに入れたおよそ2200本のろうそくを寺の境内に並べました。
金蔵地区ではかつておよそ3万本のろうそくに火を灯して、先人をしのぶ「金蔵万燈会」が行われていました。
地域の高齢化などを理由に8年前に幕を閉じましたが、今回は地震からの復興を願って、地元住民らが企画し開催に漕ぎつけたといいます。
そして、ろうそくに火が灯され、浮かび上がったのは「復興」の文字です。
県外からの女性:
「私も被災したうちの一人だったんですけど、ようやく前向きな気持ちになることができて、すごくうれしい気持ちになりました」
正願寺門徒ともしび同好会・世話人 石崎英純さん:
「みなさんがまたろうそくを持って、一つの復興を願ってということを共有するようなイベントに、みなさんの思いを集めることができればありがたい」
日が暮れると柔らかな光が辺りを包み、訪れた人は一日も早い地域の復興を願っていました。