「自転車乗れないでしょ」 市民がお金を使うものは?総務省の家計調査 長崎市の日本一《長崎》
長崎市民が、何にお金をたくさん使っているか。総務省の「家計調査」からみていきます。
先週、去年1年間の調査結果が発表されました。
全国47の都道府県庁所在地でみると、長崎市はカステラ、魚肉練り製品、アジなどの支出額が全国1位となりました。
平均支出額は1世帯あたり5884円で、2位の三重県津市の1184円と比べても 5倍近くとなっています。
魚肉練り製品は1万4881円、アジは2371円、あいびき肉は5415円でした。
また、食品以外ではバス通学定期代が全国1位で3710円です。
このほか、月ぎめ駐車場代は全国2位(1位は高知市)。一方、自転車の購入費は最下位となりました。
この結果について、市民に尋ねました。
(市民)
「アジはおいしい。お魚はおいしい。長崎は安いし、普段から食べる。きのうもアジフライだった」
(市民)
「カステラは喜ばれる。お土産が多い、実家に帰る時とか」
(市民)
「学生で車はなかなか買えないから、通学の時は(バスの定期が)必要。車がない人からしたら、すごく必要。」
(市民)
「(自転車最下位は)そうなんでしょうね。坂だから。私もよく長崎出身といったら『自転車乗れないでしょ』といじられたりするので、これは納得」
家計調査は、国民の生活の家計収支の実態を把握するため、毎年行われています。
「ギョーザ」の年間購入額の日本一が、毎年話題となりますが、調査項目は503品目に及んでいます。
結果からは、地域性や市民の日々の生活の様子がみえてきそうです。