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【特集】睡眠の質を高めるためには?弘前大学QOL健診

2023年12月8日 17:00
【特集】睡眠の質を高めるためには?弘前大学QOL健診
短命県返上」特集は「睡眠の質」について考えます。

生活の質を高めるため弘前大学が開発したQOL健診。健診後の10か月間健やか力アップのために毎月配られる冊子では生活習慣6項目の見直しを呼びかけています。その1つが睡眠です。

★弘前大学大学院医学研究科 中路重之 特任教授
「日本人は睡眠不足なんです、日本人の睡眠時間はいわゆる先進国よりも1時間短いんです これを解決することが良い睡眠をとることが生活習慣病の予防につながっていく」

★青森放送 橋本莉奈 キャスター
「質の良い睡眠をとるためにはどうすればよいのか専門家の方に伺います」

睡眠のプロ、あおもり睡眠クリニックの秋田三和興院長は「熟眠感」を得ることが大切と話します。

★あおもり睡眠クリニック 秋田三和興院長
「日曜日でも土曜日でも同じ時間に起きるということは大事です また基本的なことですけど規則正しい食事、定期的な運動、熟眠感を得るために大事だと言われています」

「熟眠感」とは十分な睡眠がとれている状態です。睡眠不足は朝の倦怠感や昼にあくびが出るなど体のサインで現れます。
特に平日よりも休日の方が睡眠時間が長いという人は要注意。睡眠不足症候群という病気の1つだそうです。
睡眠不足によって引き起こされる恐れがあるのが「睡眠時無呼吸症候群」。放置すると高血圧症や心筋梗塞脳卒中など重大な病気につながるといいます。
では規則的な生活のほかにどんなことで「熟眠感」を高められるのでしょうか。

★あおもり睡眠クリニック 秋田三和興院長
「夜になってくると明かりをだんだん暗くするとか、寝る前には自分なりにリラックス方法、寝る4時間前にはカフェインはやめる、1時間前にたばこをやめる、軽い読書をする、音楽、ぬるめの入浴、香りだとかストレッチなんかもいいと言われています」

「熟眠感」は自分の取り組み次第で得られます。睡眠の質を高めて健康寿命を保ちましょう。
最終更新日:2023年12月26日 16:31
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