新作大型立佞武多「閻魔」に魂吹き込む面の書き割り 五所川原市
新作大型立佞武多「閻魔」の面の書き割りが五所川原市で行われ、制作者が思いを込めて魂を吹き込みました。
立佞武多の面の書き割りは五所川原市の立佞武多の館で行われました。ことしの新作は地獄の王を題材とした「閻魔」です。制作者のねぷた表現師・忠汰さんが全体のバランスを確かめながら筆を走らせ墨を入れていきました。閻魔大王は恐ろしいイメージの一方、子どもの守り神「地蔵菩薩」と同一の神とされていてます。忠汰さんは閻魔の姿で子どもたちに正しい道を示したいという思いを込めながら力強い表情を書き上げていきました。最後にうそや悪事をあばく3つの目に墨を入れて魂を吹き込みました。
★立佞武多制作者 忠汰さん
「捉え方、感じ方というのはそれぞれみなさん違うと思いますので、どう映るかというのは実際お祭りの時に楽しみながらそれぞれの方々がいろいろ感じていただけたらと思います」
また、後部を飾る閻魔や地獄をイメージした迫力満点の見送り絵も公開されました。新作大型立佞武多は来月11日に完成する予定です。