いま満喫したい“初夏の風景” 花菖蒲まつり開催中の「南楽園」新緑の穴場スポット「高縄山」へ
ただいま“旬”のスポットや見ごろのものをお届けします。
宇和島市津島町の南楽園です。四国最大規模の日本庭園、南楽園では現在、花菖蒲まつりを開催。25日から6月2日までは午後9時まで開園時間を延長して、夜の南楽園も楽しめるんです。
きょうはここ南楽園から今しか見られない風景など、今注目の話題をたっぷりとご紹介していきます。
いきなりですがクイズです!この3つの花のうち、花菖蒲はどれでしょうか?
正解はAです!Bはアヤメ、Cがカキツバタ。花の中心に黄色いラインが入っているのが花菖蒲です。南楽園の園内には、およそ3万株、60種類以上の花菖蒲が植えられています。
南楽園 営業課 菊池美行課長:
「今年は例年より花の付きが少ないですが、花を付けてくれた花菖蒲たちはキレイに咲いてくれています」
そして、この花菖蒲に加えて今咲き始めているのが…アジサイです。アジサイは来月中旬にかけて見ごろを迎えそうです。
南楽園では6月9日まで花菖蒲まつりが開かれますが、期間中にしか味わえないグルメもあります。
茅葺屋根が特徴の「里の家」では、まつり期間限定メニューとしてシシカレーうどんが登場!県産のシシ肉を使ったカレーうどんになっています。
そして、イチゴスムージーも新メニュー。暑くなる季節にカレーで気持ちの良い汗をかくのもよし、スムージーで涼をとるのもよしです。
水口気象予報士:
「小鳥のさえずり優しい緑。本当に気持ちのいい季節になりましたよね。私は今、松山市内から車で1時間の高縄山に来ています。山頂までつづく遊歩道は大自然の中を歩くような形となっていて初夏の風景をたっぷりと堪能することができます」
標高986m。高縄半島のほぼ中央に位置する松山市内で最も高い山、高縄山。600種類を超える植物が自生していて、一年を通じて様々な景色に出会えることから人気の散策スポットとなっています。
夫婦で登山に:
「ここはちょくちょく花見に来たりとかします。きょうはおにぎり持ってきてゆっくりしようかなと。緑がきれいですよね」
「ウツギとかよく咲いてる。白い小花がたくさん咲いてます」
高縄山には若い頃から何度も夫婦で登山に訪れているというお二人に教えてもらったのが…
「そこに千手杉もありますよ。大きい枝の広がったのがあります。すぐそこです」
案内された方へ進んでみると…
水口気象予報士:
「ありました!すごーい!」
松山市指定の天然記念物“千手杉”。幹の太さは7m、高さ30mの大きな杉で、幹からたくさんの枝を出すその姿が千手観音のように見えることからその名が付いています。
山頂に向かう遊歩道を歩いていると、涼しげな白い花をつけたガクウツギなど初夏の花も楽しむことができます。
きょうの松山は24.6℃と夏日一歩手前まで上がりましたが…
水口気象予報士:
「手元の温度計は19.2℃。木に覆われているためか歩いていても汗を全くかかないくらい涼しくなっています」
高縄山の標高は986m。真冬は氷点下まで気温が下がり、毎年雪が降り積もります。
山頂付近に近づくと木の種類に変化が。
ブナの木です。一般的には標高1000m以上の気温の低い地域に群生すると言われていているブナ。
高縄山は海が近いなどの地形から、標高が1000mに満たないにも関わらず、ブナの原生林があることでも知られています。
水口気象予報士:
「頂上の展望台まであがってくると…どうですか!瀬戸内の島々まで見渡すことができるんです」
南楽園から車で5分ほどの南レクオートキャンプ場。ここで、絶景と一緒に満喫できるのが、バレルサウナです。
南レクのバレルサウナは、宇和海を望むロケーションを活かして、キャンプ場の利用者に新しい楽しみ方を提案しようと設置されました。
清家アナ:
「グッと熱気が!あ、すごい、見てくださいよこのオーシャンビュー!宇和海を一望できます。すごく良い景色~!」
サウナの温度は60℃から90℃、薪を追加しながらお好みの温度でサウナを楽しむことができます。
そして、サウナといえば…!
菊池さん:
「奥から手前に(かけて)下さい。手前からすると蒸気で火傷する可能性があるので」
清家アナ:
「ジュワジュワと良い音じゃないですか。体全身で感じるこの熱気が気持ちが良いですね」
じわじわと汗をかいてきたところで…サウナで火照った体を、宇和海を眺めながら専用の水風呂に入ったり、イスで休憩したりしてクールダウン。
そして、陽が落ちてくると…宇和海に沈む夕日を見ながらサウナ時間を満喫!
菊池さん:
「キャンプ利用者の方のみになるんですけど、ぜひ来て頂いてととのっていただきたいです。そのための準備も整えてますので」
南レクのバレルサウナは定員が2人から6人まで。貸し切りで2時間利用できます。今シーズンはキャンプ場がオープンしている11月30日まで予約を受け付けているということです。
先ほどの花菖蒲の場所から歩いて5分ほど、園のちょうど真ん中にある芝生広場に移動してきました。ここで、1週間限定で夕方から夜にかけて行われているのが…“竹灯篭アート”です。これ、市民の方々が作っているんですよね。
菊池さん:
市内の企業や造園会社など19団体がオリジナルの竹灯篭アートを制作していただきました。
陽が沈み始めて、少しずつ灯篭のあかりが浮かび上がってきていますが、陽が落ちるとどうなるのか…
幻想的。作品の中には、花菖蒲のデザインが浮かび上がるように竹に穴をあけた作品やたくさんの「笑顔」が集まった作品など個性的なものが並んでいます。
竹灯篭アートは今度の日曜日までで、期間中は午後9時まで花菖蒲もライトアップしています。陽が落ちて涼しくなった園内で昼間とは違った空間を満喫するのも良いですよね。
花菖蒲まつりに合わせて6月2日日曜日にはイベントもあります。
菊池さん:
「南楽園の園内で「よさこい踊り」「お茶席」などがあります。その他、商品交換券が入った餅まきなども行われます」
きょうは、宇和島市の南楽園からお伝えしました。