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6月分から電気料金が値上がり “過去最高水準”に…相次ぐ値上げの中で家計直撃 スーパーも苦慮

2024年5月31日 17:18
6月分から電気料金が値上がり “過去最高水準”に…相次ぐ値上げの中で家計直撃 スーパーも苦慮

あすから6月です。四国電力は、世帯平均で、来月分の電気料金が“過去最高水準”になる見込みだと発表しました。エアコンなど電気の使用が増えてくる夏を前にみなさん、頭を悩ませています。

きのう、四国電力は6月分の電気料金が一般家庭の平均で8595円になる見通しだと発表しました。前の月と比べると、460円高くなります。

四国電力 長井啓介社長:
「燃料価格が一時に比べるとかなり落ち着いてきたが、それでも電気料金が高いレベルで、みなさんのご負担感が増していることは十分に承知している」

理由は、発電に必要な化石燃料の価格高騰を受けて、政府が行っていた電気料金の値引き措置の廃止。去年の同じ月と比べると1440円高くなり、1か月あたりの料金としては“過去最高水準”になる見込みです。

女性:
「すべてが上がってしまっているので、なんかちょっと麻痺してるところもあるんですけど。冷房ぐらいしか我慢するところがないかなと」

夫婦:
妻「エアコンは絶対いるし…なかなか難しいよね」
夫「削るところが、食費も削りにくいしどうしようかなって感じです」
妻「外食が減るかな、ぐらいな感じですかね」

松山市立花のスーパー。

末広マート 近藤勝社長:
「我々、冷蔵庫非常に店内ございますのでそういったところで光熱費の上昇は避けられないと思います。おそらく今年からは1桁違う可能性が出て来てるなと思います」

このスーパーでは、店内に設置している冷蔵庫などの電気製品を省エネ対応のものに買い替えたり、電気をこまめに消したりして少しでも電気代を抑えたいということです。

電気料金に加えて、来月から値上げされるものも…

近藤さん:
「お肉とか野菜などのトレー。こういった物も6月から値上がりの話が来てますので、これらも非常に大量に使ってますからそこも非常に厳しいなと」

他にも、調味料やハム・ソーセージ類、バナナなどの輸入食品の仕入れ値が上がるということです。

近藤 さん:
「商品の価格に出来るだけ影響が無いように企業努力で何とかしたいと思います。例えば手作りのぬいぐるみですとかポップも手書きにこだわって、毎日来ても飽きないお店作りをすることでお客様の来店頻度を 上げるということが一番大事だと思ってて」

今回の電気料金値上がりで、1年で見ると平均5500円近く高くなると考えると…より節電を意識しないと、という気持ちになりますね。

愛媛県の地球温暖化防止活動推進センターの山中さんに伺ったところ、夏場、家庭で使う電気の割合のうち最も多いおよそ4割を占めるのが「エアコン」だそうです。

エアコンを効率よく使うために、エアコン自体の使い方だけでなく、室内の温度をあげないため、窓の外に日よけのシェードやすだれを付けたり、出かける時はカーテンを閉めたりして、「外から家の中に熱気を入れない」ことがポイントだということです。参考にしてみてください。

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