×

きょうは「立秋」終わりの見えない猛暑のなか…一足早い実りの秋

2024年8月7日 18:08
きょうは「立秋」終わりの見えない猛暑のなか…一足早い実りの秋

きょうは二十四節気の「立秋」です。暦の上ではきょうから“秋”ですが、そうとは思えない厳しい暑さとなりました。それでも、秋はしっかり近づいています。

きょう、愛南町で行われていたのは…稲刈りです!

通常よりも高値が期待できる「早場米」の産地、愛南町。およそ4ヘクタールの田んぼでコシヒカリを栽培する柿本大樹さん。おとといから収穫作業に取り掛かっています。

JAえひめ南によりますと、この夏の高温で稲の成熟が一気に進み、平年より数日程度収穫が早まっているとのこと。

最高気温35.4℃。10日続けての猛暑日となった、きょうの御荘。稲刈りの合間に、水分補給が欠かせません。

柿本さん:
「この暑いなか水分だけは、ほんと摂らんといけんので。熱中症が一番怖いので」

県内ではほかにも、今治で今年最高の37.2℃、新居浜35.9℃松山と宇和で35.3℃を観測するなど、厳しい暑さとなりました。この影響で、午後4時時点で11人が熱中症の疑いで搬送されています。

秋とは名ばかり。終わりの見えない今年の猛暑…

柿本さん:
Q暦の上では秋ですが?
「晴天も晴天で、ヤバいくらいですね。お盆には新米を食べられる消費者の方もおられると思いますが、ぜひ愛南町御荘菊川のコシヒカリを食べてみてください」

一方こちらは、標高800mに位置する久万高原町。そこで見つけた小さな秋は…

水口気象予報士:
「これ全部そうですか?」

正岡千代子さん:
「そうです。つがるで」

秋の味覚、リンゴです。

水口気象予報士:
「あっこれ!」

正岡さん:
「そうです。ちょっと青みがかかったぐらいから食べれるんですよ。2週間して開園するので、その頃には徐々に赤くなっていって」

正岡観光りんご園ではことし気温が高い状態が続いたため、例年より1週間ほど早く収穫を迎えそうだということです。

きょうは今月24日のオープンを前に、日光に当てて色付きを促すため袋を剥ぐ作業に追われていました。

正岡さん:
「ここが白くなっててここは茶色 になってて日焼けの兆候です。痛いぐらいな日差しでしょ。外におっても。だからいきなり 当たっちゃうとこういうことに なっちゃうので、袋剥ぐときのタイミングを見計らってやらな いと暑すぎてやけどしてしまう日焼けして腐ってしまうとかうのがあるので」

リンゴが日焼けしないよう、早朝や夕方に作業しているということです。

きょうの久万高原の最高気温は33.9℃。松山と比べると2℃ほど低くはなりましたが、対策はリンゴだけでなく人も…

正岡さん:
「山だから涼しいでしょと言われるけど太陽に近い分、紫外線も強いし日向に出ると暑いですよ。ずっとここ散水してたんですよ。打ち水した効果ぐらいしかないんですけど少しは楽かなと思って。リンゴにとっても」

連日の暑さですが、リンゴは玉太りもよく順調に仕上がっているということで一足早く♪

水口気象予報士:
「本当にみずみずしくてやっぱりもぎたては違います」

正岡さん:
「観光りんご園なので直接もいで食べていただく。もぎたてを味わっていただく。カプッと」

高原で見つけた小さな秋。正岡観光りんご園は今月24日にオープン。11月中旬まで高原のリンゴを楽しむことができます。

    南海放送のニュース