60年以上つづく伝統!内子の町並みをカラフルに彩る「内子笹まつり」7日まで開催
ただいま旬のスポットや見ごろのものを”ただいま!”の時間帯に生中継でお届けします。清家さん、ただイマどちらですか?
清家アナ:
内子町の笹まつり会場からただいまー!ライブお届けします。
私の後ろには、笹飾り!本町商店街の500mの区間にこうした笹飾りが40組以上飾られているんです。まつり期間中の6日と7日は歩行者天国。皆さん、作品を眺めたり笹飾りの下をくぐったりしながら楽しんでいます。
旧暦の七夕にあわせて開催されていて、七夕と言えば笹。竹に手作りの笹玉などで装飾して、商店街の皆さんがお客さんへの日ごろの感謝の気持ちを表現します。
この笹飾りは地元の商店や企業などの作品になっていて、こうした笹玉というものは、高さはおよそ4m、あの紙で作ったお花は1個につき300個、そしてこの下の輪っかは2400個近くあるということなんです。
遅くても1か月前、早いところでは春ごろから準備に取り掛かっているそうです。
審査も行われ、銀賞がこちら。商店街にある訪問介護の事業所の皆さんが手掛けた作品。スタッフの皆さんと80~90代の地域の方々が2か月かけて制作したそうです。一つ一つ丁寧に仕上げられていました。
そして金賞は、地元の病院と保育所で制作した作品です。およそ4カ月かけて作った作品はお菓子やお茶の包装紙を使ったモザイクアートになっていて初めての金賞受賞に、知らせを受けた保育所では先生と子ども達が大喜びだったそうですよ。
そして今、私の目の前にあるのがディズニーをモチーフにした銅賞を受賞した作品です。七夕ということで、子ども達の願いごとがしたためられています。
60年以上続く内子笹まつり。こちらの映像をご覧ください。
50年前、1974年の笹まつりの映像です。頭上を埋め尽くすように笹飾りが吊るされています。多い時には70本以上の笹飾りが並んでいたそうです。
1990年代になると…バルセロナオリンピックの開催やJリーグ開幕!など世相を表す作品も展示されました。
新型コロナの影響で3年間中止を余儀なくされ、去年復活。きのうは手作りした笹飾りをそれぞれの場所にスタンバイする作業が行われました。商店街の店主の高齢化などで笹飾りの製作者も少なくなってきているということですが、実行委員会のサポートなどで今年は自慢の41の笹飾りが集まりました。
実行委員会の酒井さんです。
Qコロナで中断し去年再開、今年はコンクールも再開ということで、きょうを迎えた今の思いは?
「コロナの間も本当にもどかしい思いをしましたが、そして以前と同じとはなかなかなりませんが、それに近い状況ができるようになって本当に良かったと思っております」
Q皆さんの続けていく原動力は?
「私も内子の出身で、小さい頃からささ祭り本当に楽しみに毎年行ってました。私も娘がおりまして、娘たちまたその友達で遠くから来られる方が毎年楽しみにしてますので、それにできるだけ応えるためにも一生懸命頑張っております」
6日と7日に開かれる内子笹まつり。見どころは、もちろん“笹飾り”。そして、カサ飾りもあるんです。およそ100個のカラフルな傘が空に舞うように連なって展示されています。傘のアート!アンブレラスカイといいまして、去年の笹まつりに初めて設置。青空、そして夕方からはライトアップした傘が映える!ということで盛況だったことから今年も登場しています。
このアンブレラスカイは今月いっぱい設置されています。こちらの傘が設置されている場所にまちの駅があるんですが、この中にあるカフェ。今日もひんやりスイーツやドリンク提供されていますが、人気は「かき氷」。
内子町のイチゴと、桃を使った手作りのソースがたっぷりかかったかき氷。笹まつり中は提供してないんですが、桃はお盆頃まで、イチゴは年間を通して味わえるということです。
笹まつり7日は午前8時から午後10時まで歩行者天国となり、まつりフィナーレの午後7時からは恒例の笹踊りも行われます。