もうすぐバレンタインデー ことしのチョコ傾向は? 買い物客のこだわりは?《新潟》
近年、"義理チョコ"文化にも変化があると言われる中、ことしの傾向を聞いてみました。
◆チョコレートの祭典
新潟伊勢丹で1月23日から始まったチョコレートの祭典「ショコラモード」です。
一流の技が光る一粒や、和の趣あふれる一粒……国内・国外の有名店101店舗が出店していて、2月のバレンタインデーに向けて大切な人に贈るチョコレートを探す人でにぎわっています。
その場で楽しめるイートインの店が去年から1店舗増えて5店舗になるなど体験型の店が人気のようです。
マシュマロを浮かべたホットチョコレートはコスタリカ産のカカオが使用されています。チョコレートスティックで混ぜながら味わうと、マシュマロとチョコレートスティックを回すたびに優しい甘さが加わってとろけるようなおいしさを楽しめます。
ことしのショコラモードでトレンドのひとつとなっているのが“缶の可愛さ”ということです。
コスメブランドとのコラボチョコレートは、当日分がすぐに完売したという人気ぶり。キラキラと美しい缶に収められたチョコレートはまるで宝石のようです。
さらに長い行列の先にあったのはメリーチョコレートのジャミーラ。アラビア語で「美しい」の意味でチョコレートの美しさだけでなく華やかなデザインの缶が乙女心をわし掴みにしていました。
〈買い物客〉
「缶のデザインがかわいくて去年全部買えなくて朝一で並びました」
Qどなたに贈るのですか?
「自分用です!」
“もらう側”とみられる男性にもこんな意見が……。
〈男性客〉
「(義理チョコは)なくても良くて自分で好きなもの買っている」
〈男性客〉
「自分の好きなものを探して買った方が自分は好きなので」
民間企業が2024年に行ったアンケートによると職場の人や仕事関係者へのプレゼント、いわゆる“義理チョコ”について7割以上が必要でないと回答。
働き方や価値観の変化によって義理チョコ文化が衰退し本命や自分への"ご褒美チョコ"を優先する傾向が近年、強まっているとみられています。
この流れにかつて"義理チョコ"をもらう側だった人は……。
Q女性からもらえないと残念ですか?
〈男性(義理チョコなし)〉
「いえ全然ないです。逆に返すのどうしようかなって、あげる方が好き。単純によく思われたい(笑)」
バレンタインデー。甘いチョコレートで自分を甘やかす……そんな楽しみ方がいま、広がっているようです。