宮崎県内で相次いで発生した突風により、宮崎の基幹産業・農業にも大きな被害が出ています。3日は、河野知事が被害にあった農業施設を視察しました。

（藤崎祐貴アナ）
「こちらの農業生産法人では、ハウスの横に倉庫があったということですが、すべて崩れてしまい、現在は撤去されています。そして、隣の敷地にあった農業用ハウスや電柱も崩れ、フェンスが壊れてしまっています。」

宮崎市佐土原町でキュウリを栽培している「シナジーファーム」。8月29日未明に発生した突風で倉庫が全壊し、農業用ハウスの骨組みが約200本折れるなどの被害が出ました。
3日は河野知事が現地を訪れ、被災した農家の声を聞きました。
（農家）
「倒壊した農家さんには離農される方もいたり、なんとかまた立て直してやっていこうと頑張っている農家もいるのですが、確実に作付のスケジュールは遅れます。」

（シナジーファーム　西岡征志郎代表）
「被害を受けられた農家一人一人の状況がまるで違うので、大きくまとめたパッケージというよりかは個別個別に合わせた支援が必要と思っています。」

（河野俊嗣知事）
「大事なことは、これからも農業を頑張っていこうと考えている方をしっかりと行政やＪＡなどが一緒になり後押しをすることだと考えていますので、被害の状況やそれぞれの農家が考えていることをよく聞き取りながら、今後の対応を考えていきたいと思います。」