6日の宮崎県内は、多くの観測地点で今シーズン一番の冷え込みとなりました。
五ヶ瀬町のホテルでは、暖炉に火が灯され、3年ぶりに営業を再開するスキー場の宿泊客を迎え入れる準備が整いました。

6日の最低気温が9．1℃だった五ヶ瀬町。
五ヶ瀬ハイランドスキー場の麓にあるホテルフォレストピアでは、登山で訪れた県外の宿泊客が今シーズン初めて暖炉に火を入れました。
暖炉の火で温かくなると、宿泊客や地元住民が談笑したり、コーヒーを味わったりして楽しんでいました。

（鹿児島からの宿泊客）
「いやー温まりますね。最高ですよ。とにかく幸せな気持ちです。」

おととし9月の台風14号で敷地の一部が崩落するなどの被害に遭ったこちらのホテル。
近くのスキー場が2シーズン続けて休業するなどして経営が悪化、一時は廃業も考えたと言います。
そんな中、今季は12月20日に3年ぶりにスキー場の営業が再開されることになりました。
（やまめの里　秋本治社長）
「もう絶望的な感じをもっておりました。でもここまで頑張ってきて、何とか光が見えてきたので、再起をかけてもうひと踏ん張り頑張りたい。」

7日の宮崎県内はさらに冷え込みが強まる見通しです。
本格的な冬の訪れを前に、ホテルでは暖炉に火を灯しながら、スキー場を利用する宿泊客を迎え入れる準備を進めています。