峡南地域北部で医療体制の再編です。市川三郷病院の入院機能が再来年度にも富士川病院に集約される見通しとなりました。

　これは6日、県議会の代表質問で長崎知事が明らかにしたのものです。

　計画では市川三郷病院について、入院機能を近くの富士川病院に集約。その上で、診療所として外来機能を強化するとしています。

長崎知事
「地域の関係者の意見を聞きながら地域医療構想の一層の推進を図り、必要な方に必要な医療が提供できる体制の整備を進めて参ります」

　両病院を運営する峡南医療センター企業団によりますと、入院機能の集約は昨年度から、議論が進められていました。12月下旬に開かれる企業団の議会で正式決定し、早ければ再来年度にも集約される見通しです。

　過疎化が進む峡南地域では南部の2病院と3つの町が今年、地域医療連携推進法人を設立。医療体制の再編を進めていますが、こうした動きが北部にも広がった形です。