“鼻にスプレー”のインフル新ワクチン「痛くない」と予約殺到 受け付け終了の医院も 山梨
10月から接種が始まった鼻にワクチンを吹き付ける「スプレータイプ」のインフルエンザワクチン。子ども向けの“痛くないワクチン”として注目され、県内のクリニックでも予約が殺到しています。
くろだ小児科・耳鼻科 黒田格 理事長
「思った以上に評判がいいですね。実際に接種した子どもたちが笑顔で帰っていく」
10月から接種が始まった新しいタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」。2歳~18歳までが接種対象で、注射ではなく鼻の穴にスプレーを吹きかけるのが特徴です。
くろだ小児科・耳鼻科 黒田格 理事長
「注射は見るだけ、聞くだけで子どもたちは怖がるが『鼻からだよ。針はついていないよ』と話すと、それだけで『じゃあがんばる』という子がかなりいる」
費用はやや高いものの、子どもには2回接種が必要な従来のワクチンと違って1回の接種で済むことなどから予約が殺到。甲斐市にあるこちらのクリニックではすでに今シーズンの受け付けを終えました。従来の注射でのワクチン接種はできるということです。
くろだ小児科・耳鼻科 黒田格 理事長
「ワクチンの効果が出るのは2週間から1か月くらいかかる。流行るのが年末の寒い時期を想定するなら、遅くても11月中か12月上旬くらいには接種した方がいい」
なお、スプレータイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」は毒性の弱いウイルスが含む「生ワクチン」を使っているため、妊娠した女性がいるご家庭などは注意が必要だということです。