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代表質問始まる「政治とカネ」で与野党激突

2010年1月19日 17:37
代表質問始まる「政治とカネ」で与野党激突

 国会で19日、菅財務相の財政演説に対する各党の代表質問が始まったが、鳩山首相と小沢幹事長の政治資金問題を受け、政治とカネの問題に質問が集中した。

 自民党・大島幹事長「秘書からもお母様からも知らされず、すべて勝手にやっていたというのは、国民の常識からすると全く理解できません」

 鳩山首相「私が(母からの)資金提供を知らなかったことに対して、検察の捜査によって事実として認識されたと理解しています」

 公明党・斉藤前環境相「政府機関たる検察当局に対し、与党・民主党全体が圧力をかけるかのごとき印象を与えるのは、法治国家として尋常なこととはいえません」

 鳩山首相「党幹事長として今日までも信頼してきた小沢氏が潔白を主張されていることを信じるのが、同志としての基本であると考えている。今は従って、捜査の進展を見守りながら、小沢氏の潔白を信じるのが当然の姿勢だと、私は思っております」

 一方で、鳩山首相は「検察の国策捜査であるとか、指揮権の発動は考えていない」と強調した。

 こうした中、野党側は予算審議より前に政治とカネの問題の集中審議を要求している。しかし、与党側はこれを拒否し、審議日程はまだ決まっていない。

 政治とカネの問題にけじめをつけて正常な予算審議ができる環境を作れるのか、鳩山首相のリーダーシップがまさに問われている。