総務省が２９日に発表した労働力調査によると、去年１２月の完全失業率は５．１％となり、前月比で０．１ポイント改善された。改善は２か月ぶりとなる。

　完全失業者数は前年同月比で４７万人増えて３１７万人、就業者数は１０８万人減って６２２３万人だった。同時に発表した去年一年間の完全失業率は平均で５．１％と、前年比で１．１ポイント悪化した。この上昇幅は過去最大で、雇用情勢の厳しさを裏付けている。