突然ですが皆さんは甘いモノ、大好きですか。政界では「脇が甘い」「身内に甘い」は格好の追及材料。でも今国会は「詰めの甘さ」も目立っているようです。

　以下、政治部スタッフの制作裏話が満載（？）の編集後記をお届けします。

　今週、第２次補正予算が成立しました。委員会では『政治とカネ』の議論が多かったですね。それだけ関心が高いということです。民主党は政権をとってから初めての通常国会。力が入ったのでしょうか、委員会中のヤジもかなりヒートアップ。ヤジの中には“思わず笑ってしまうヤジ”や“うなずけるヤジ”もあり、その種類も様々です。

　ところが今回、このヤジが、委員会のスタートを遅らせる事態に発展しました。それは２７日の参議院予算委員会。亀井金融相が答弁中に、ヤジをとばした委員を「うるさい！」とどなりつけました。その一部始終です。

＊亀井金融相「うるさい！！」
＊ヤジ「うるさいってなんだ！」
＊亀井金融相「金融機関が…」
＊委員長「ご静粛に…」
＊亀井金融相「ちゃんと対応をしないばあいには…」
＊ヤジ「うるさいってなんだ！今のは！」

　結局、翌日（２８日）の委員会は、亀井金融相の「うるさい」発言で理事会が長引き１時間遅れてスタート。委員会冒頭では平野官房長官が陳謝しました。

　これにて一件落着！…と思ったら亀井大臣、その日の午前中の審議で、今度は大あくび。

＊自民党：山本一太議員
「人が質問している時に、大きな声が聞こえるようなあくびはしないでいただきたい！閣僚席に座って、あんな大きなあくびはしないでいただきたい！ちゃんと記録（議事録）に残してください。予算委員会の場所なので、よろしくお願いします」…と亀井大臣にチクリ。さすがに亀井大臣も口に手をあて、山本議員の指摘にうなずいていました。連日、ヤジ、さらにあくびまで指摘され、さんざんな（？）亀井大臣。でも国民は普段なかなか聞くことが少ない審議を真剣に聞いてるんです！

　来週からは鳩山総理の施政方針演説に対する代表質問も始まります。大臣の答弁を国民も、そして私たち政治部エンジェルスも特に注目してますよ！

（　さ　）