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福島党首 普天間移設“陸上案”反対を強調

2010年2月26日 18:38
福島党首 普天間移設“陸上案”反対を強調

 アメリカ軍普天間基地(沖縄・宜野湾市)移設問題をめぐり、北沢防衛相が25日夜にキャンプ・シュワブ(沖縄・名護市)陸上案を軸に検討していることを明らかにしたことについて、社民党・福島党首は26日、あくまで反対する考えを強調した。

 福島党首「(キャンプ・シュワブ)陸上案はやはり名護市の中で、辺野古の現行案よりは海をつぶさないという面はあるけれども、沖縄の人たちからしたら、これは『国外・県外にしてほしい』という思いと反すると私は思います。全会一致で沖縄県議会で国外・県外という決議も出たので、内閣としては、その思いをしっかり重く受け止めるべきだと思っています」

 福島党首は、連立政権からの離脱の可能性を問われると「いい結論を出すべく、内閣の中で全力を挙げて頑張っていく」と述べるにとどまった。

 これに対して、キャンプ・シュワブ陸上案を推進している国民新党の亀井代表は「安全と騒音の問題をちゃんとするのは、日本に基地を置いている米軍の義務ですよ。冷静に現実的にどう考えていくかということだと思いますが、うちが言っている案は本当に子供が考えても落ち着く案なんです」と述べ、キャンプ・シュワブ陸上案に収れんしていくとの見方を示した。

 5月末の決着期限を控え、政府は来週にもアメリカ政府との交渉に入りたい考え。