国交省が発表した高速道路の新しい料金制度によって浮いた財源を４車線化など道路整備に使うとしていることについて、鳩山首相は９日夕方、「鳩山政権が掲げる『コンクリートから人へ』と矛盾するとの声も上がっているが？」との記者団の質問に対し、「本当に必要なコンクリートというか道路というものは大いにやるべきだ」と述べた。

　さらに鳩山首相は「４車線化に関してすべてではなく、２つほどは４車線化しないことにもなった。本当に重要な、渋滞が起きている、国民の皆さんのある意味での命を守るための道路として必要なことに対しては当然予算を充てるのが私は正しい発想だと考えている」と説明した。

　この問題をめぐっては、すでに野党から「これまでの民主党の主張と違う」と反発の声が上がっている。