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舛添氏、新党結成に含み

2010年4月14日 16:15
舛添氏、新党結成に含み

 自民党・舛添前厚労相は14日朝、「参議院議員選挙前の新党立ち上げも否定しない。あらゆる可能性はオープンだ」と述べ、参院選前の新党立ち上げに含みを持たせるとともに、大阪・橋下府知事らと連携していく意向を示した。

 舛添氏「昔からの友人である橋下知事にも、こういう提案はどう思うかと。議論をずっと重ねてきて、大阪の独立特区構想は連携してやりましょう。(Q離党も視野に連携?)体制を刷新しない限り、自民党は選挙に勝てません。あらゆる可能性はすべてオープンです。一切ぶれていません」

 また、舛添氏は近く政策集をまとめ、「信を問いたい」としている。15日午後には宮崎・東国原県知事とも会い、今後の連携を確認することにしている。

 こうした舛添氏の動きについて、自民党幹部は「あの人が出ていってついていく人が何人いるのか」と話すなど、冷ややかな声も出ている。自民党・谷川参院幹事長は14日朝、「何を考えているのかさっぱりわかりません。どれくらい影響があるかわかりませんが、あまりいい影響を与えないことは間違いない」と述べた。また、舛添氏と親しい自民党議員は「アドバルーンを揚げているだけで、具体的に新党結成を検討しているわけではない」としている。

 これまでもたびたび政界再編に言及してきた舛添氏だけに、その本気度を疑問視する声も出ている。