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舛添氏が離党届「先のことだけ考えたい」

2010年4月22日 18:28
舛添氏が離党届「先のことだけ考えたい」

 23日に新党を立ち上げる自民党・舛添要一前厚労相は22日昼過ぎ、新党の結成メンバーである矢野哲朗参議院議員と共に、自民党に離党届を提出した。

 新党は、国会で自民党と統一会派を組んでいる改革クラブにいったん舛添氏が入り、新党に衣替えする形を取る。舛添氏が党首、改革クラブ・荒井広幸幹事長が新党の幹事長となり、結成メンバーは改革クラブ・渡辺秀央代表ら総勢6人となる見通し。

 離党届の提出後、舛添氏は記者団に対し、「日本の政治を良くするために努力したい。今はもう、先のことだけを考えたい」と抱負を述べた。

 これに対し、自民党内では冷ややかな見方が大勢となっていて、後藤田正純衆議院議員は「タイミングとして季節外れの感は否めない。同調者が出るのは考えにくいと思っている」、谷川秀善参議院幹事長は「首相にしたい国民人気が一番、二十何%と高いということに目がくらんだんじゃないですか」と述べた。舛添氏の勉強会に参加していた中堅・若手議員からは「ダメージが大きい」との声も上がっている。

 また、先に自民党を離党している鳩山邦夫衆議院議員は、新党には加わらないものの、舛添氏とたちあがれ日本・与謝野共同代表らとの連携に向けて努力したいとの考えを示した。