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辺野古移設、断じて反対~社民党・福島党首

2010年5月24日 0:51
辺野古移設、断じて反対~社民党・福島党首

 沖縄・宜野湾市のアメリカ軍普天間基地移設問題をめぐり、鳩山首相は23日、沖縄県庁で仲井真県知事と会談し、22日に日米間で大筋合意した沖縄・名護市辺野古沿岸部への滑走路の建設に理解を求めた。一方、社民党・福島党首は23日、普天間基地の辺野古への移設について「断じて反対する」と、これまでの主張をあらためて強い口調で訴えた。

 福島党首は「連立を組む社民党党首として、日米共同宣言に辺野古沖ということを、辺野古に造るということを盛り込むことに断じて反対を表明します。(Q連立離脱は考えていない?)そのことについては、決めていません」と述べた。

 福島党首は去年12月、「辺野古沿岸部への移設が決まった場合、『重大な決意』をしなければならない」と、連立からの離脱を示唆し、これまでグアムなど国外への移設を一貫して主張してきた。党内には「政府案が県内移設に決まった場合、連立を離脱しなければ党はもたない」という声が強く、福島党首は今後、連立の枠組みにとどまるかどうかの判断を迫られることになる。