菅首相は６日、訪問先の広島市で記者会見し、非核三原則は堅持するとした一方で、「核抑止力については引き続き必要だ」と述べた。

　菅首相「国際社会では核戦力も含む大規模な軍事力がまだまだ存在しており、また核兵器をはじめとする大量破壊兵器の拡散といった現実もあるわけで、不確実な要素が存在する中では、核抑止力というものは引き続き必要であると」

　また、北朝鮮の核問題をめぐる６か国協議について、「韓国哨戒鑑の沈没事件に北朝鮮が関与していたことが明らかになり、それに対して何事もなかったかのように会合を再開するのは難しい」と述べた。