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小沢氏処分は12日の役員会で議論~岡田氏

2010年10月7日 22:20
小沢氏処分は12日の役員会で議論~岡田氏

 民主党・小沢元代表は7日、検察審査会の議決で強制起訴されることになってから初めて取材に応じ、離党や議員辞職をする考えがないことを明らかにした。民主党・岡田幹事長は小沢氏本人から事情を聴く考えを示している。

 小沢氏は、強制起訴が決まった直後は周辺に「政治活動を自粛しようか」などと弱気な面も見せたという。しかし、7日は法廷闘争に向けて自らを奮い立たせるように強い口調で「起訴という方向の議決がなされたことについては、全く驚いていますし、残念に思っています。自分としては、逃げ隠れはしません。正々と対応します。私としては、そのような(離党や議員辞職の)意思は持っていません」と述べた。

 また、証人喚問については「国会で決めた決定にはいつでも従う」とする一方、「司法の場で事実関係を明らかにすることに全力を尽くしたい」と述べて、自ら進んで国会で説明することには消極的な姿勢を見せた。

 こうした姿勢に、牧野前国対委員長代理が「あまりにも身勝手な判断だと言わざるを得ないですね」と述べるなど、党内からも批判の声が上がっている。

 岡田幹事長は7日午後、小沢氏本人から事情を聴く考えを示すとともに、12日の党役員会で小沢氏の処分について議論する方針を明らかにした。党執行部は世論の動向や国会対応も見極めながら、難しい判断を迫られることになる。