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法相の不信任・問責の両決議案提出へ~自民

2010年11月19日 14:06
法相の不信任・問責の両決議案提出へ~自民

 国会答弁をめぐる発言が問題となっている柳田法相について、仙谷官房長官が「彼が職務に精励していることは、私は見て、知っています。当然、頑張っていただかなければいけないと思っている」と述べるなど、首相官邸は続投の方針を強調しているが、民主党内でも辞任は避けられないとの見方が強まっている。こうした中、自民党は19日朝、幹部が協議し、22日に衆議院に不信任決議案を、参議院に問責決議案を提出する方針を確認した。

 決議案をめぐっては野党各党も賛成する方針で、参議院での問責決議案は可決される見通し。

 そうなれば今年度補正予算案の審議に影響が出るのは必至で、民主党内でも柳田法相の辞任は避けられないとの見方が強まっている。しかし、ある民主党幹部が「1人辞めたら内閣が吹っ飛ぶ」と述べるなどほかの閣僚に飛び火しかねないとの懸念も根強く、菅首相は難しい判断が迫られる。