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小沢氏の政倫審出席 岡田幹事長に対応一任

2010年12月13日 19:10
小沢氏の政倫審出席 岡田幹事長に対応一任

 民主党は13日の役員会で、小沢元代表の政治倫理審査会(政倫審)への出席をあらためて促した上で、受け入れられなければ党として招致を決める方針で、岡田幹事長に対応を一任した。

 岡田幹事長は役員会後の会見で、「(役員会の議論の結果)幹事長に一任することになりました。(小沢氏が)政倫審に自ら出席をして、説明をいただきたいというのが第一。第二はそのこと(出席)がかなわない場合、党において政倫審出席を決めなければならなくなる。以上の2点を踏まえて(幹事長が小沢氏と)話し合いを行うべきである。(小沢氏には)ぜひ、早期に会っていただきたい」と述べた。また、小沢氏が出席を拒否した場合の離党勧告などの処分については「想定していないし、考えていない」と述べた。

 これに対して、役員会メンバーの一人は「幹事長一任となったことは一歩前進だと思う」と話している。しかし、小沢氏に近い幹部は「招致を党として決めることまでは一任していない」としており、解釈が分かれている。

 小沢氏は依然として国会招致には応じない姿勢で、13日朝に面会した民主党議員に対しても「相当の決意をもってこの事態に臨み、行動する。しかし、離党は考えていない」と語ったという。岡田幹事長は早急に小沢氏と会談する意向を示しており、小沢氏の出方が焦点となる。