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全部が一致というわけにはいかず~与謝野氏

2011年1月13日 21:07
全部が一致というわけにはいかず~与謝野氏

 14日の内閣改造をめぐり、たちあがれ日本・与謝野共同代表(72)が13日朝、離党届を提出した。入閣を視野に入れた離党とみられる。与謝野氏は会見を開き、離党の理由を「やはり、全部の考え方が一致するというわけにはいかなかった」と述べた。また、民主党との連立に前向きだった与謝野氏だが、平沼代表らに反対されたことも離党の理由に挙げた。

 しかし、与謝野氏は去年、たちあがれ日本を結成した当初は民主党政権を厳しく批判しており、「節操がない」と批判の声も上がっている。与謝野氏は「私はどちらかというと、政策に現実性を与えるということを中心に仕事をやってきました」と述べた。また、年金など社会保障の分野や消費税など財政問題に強い危機感を持っており、政策を実行できる与党の立場に関心を持っていたという。

 「ポストの打診はない」と語った与謝野氏だが、「(一部の政策については)私は、お手伝いできることがあれば陰ながらお手伝いしたいと思う」と述べ、菅政権に協力する姿勢を隠そうとはしなかった。

 与謝野氏の処遇について、菅首相は13日の会見ではコメントしなかったが、「民主党の考えとも、大きな流れとしてはかなり共通性の高い政治家」と述べた。