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空と地上から冷却効果上げていく~官房長官

2011年3月17日 13:47

 枝野官房長官は17日午前11時半に会見し、深刻な状況が続く福島第一原子力発電所について、空からの水の投下と地上からの放水を組み合わせて原子炉冷却の効果を上げていく方針を示した。

 その上で、4号機よりも3号機を優先して散水を行った理由について、「3号機の使用済み核燃料のプールの方が、より優先的に冷却しなければならない状態だと報告を受けている」と述べた。

 一方、アメリカ政府が日本国内のアメリカ人に対し、福島第一原発から半径80キロ圏内からの退避勧告を出していることについて、「自分たちの国がコントロールしていないので、より保守的な勧告をするのは一定の理解をしている」とした。その上で、日本政府の対応については、「放射線量のデータを見ながら、国民の健康に被害を与えないよう指示をしていると思う」と述べ、これまでの対応は適切だとの認識を示した。