菅首相が２日夜の記者会見で「（福島第一）原発の冷温停止が一定のメド」として辞任の時期は来年１月以降ととれる発言をしたことについて、波紋が広がっている。２日の菅首相と鳩山前首相との会談に同席した平野元官房長官は３日、菅首相を批判した。

　菅首相と確認書を交わした鳩山氏は「ペテン師まがい」などと怒りをあらわにし、菅首相の辞任は１か月後がメドとの認識で退陣を求めている。

　こうした中、菅首相と鳩山氏との会談に同席した平野氏は３日、会見を開き、「菅さんは『私はポジションに恋々としません』と話していた」とした上で、「会談で『冷温停止まで』というやり取りは全くなかった」などと述べ、菅首相を批判した。