民主党・輿石東幹事長は１５日、報道各社のインタビュー取材で、小沢一郎元代表の党員資格停止処分について、処分を見直すかどうかの議論をすぐに始める考えはないことを明らかにした。

　「（私は）小沢元代表の処分は必要なしと、ずっと主張してきていますし、今もその考えは変わっていません。しかし、みんなの意見が党員資格停止を続けるべきだということであれば、そのようにやっていくと。必要があれば議論をし、見直しも検討する」－輿石幹事長は小沢元代表の処分見直しについては、党内の意見を幅広く聞いて判断する考えを示した上で、「緊急を要している最重要課題ではない」として、すぐに議論を始める考えはないことを明らかにした。

　また、輿石幹事長は東日本大震災の復興を目的とした第３次補正予算案や１２年度予算案について、「与野党協議は１５日からでもお願いしてまいりたい」と述べ、政策協議を急ぎたい意向を示した。しかし、今国会の会期をめぐり、野党は対決姿勢を強めていて、与野党協議の早期開始は難しい状況。