来月行われる大阪府知事選挙への出馬を示唆している大阪・池田市の倉田薫市長を、民主・自民両党が支援する公算が大きいことがわかった。

　倉田氏は２３日、大阪府内の市町村長ら３０人程度の支援が得られれば府知事選に出馬する可能性があることを明かしている。民主・自民両党内でも政党色の薄い倉田氏を推す声が多くあり、倉田氏が出馬を決断すれば両党が倉田氏擁立で一致する公算が大きくなっている。

　一方で民主党は、３０日の候補者発表に向け、現在も倉田氏以外の複数の人物との調整を続けており、倉田氏擁立の動きが今週中に広がるかどうかが焦点となっている。

　府知事選には２５日までに、「大阪維新の会」松井一郎氏、共産党推薦・梅田章二氏、会社社長・羽柴秀吉氏、政治団体代表・中村勝氏、元中学校教員・高橋正明氏が正式に立候補を表明している。