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TPP交渉参加「慎重に」民主党PTが提言

2011年11月10日 1:02
TPP交渉参加「慎重に」民主党PTが提言

 TPP(=環太平洋経済連携協定)への交渉参加をめぐり、9日、民主党のプロジェクトチームの総会が行われ、同日夜に党の最終的な提言がまとめられた。提言には「参加を表明すべきではないとの発言が多かったことを踏まえ、政府が慎重に判断することを提言する」との表現が新たに盛り込まれた。

 23回目となった総会には100人以上の議員が出席した。9日の総会では、当初、参加については「政府が判断する」との提言を取りまとめる予定だった。しかし、事前に内容が漏れ伝わったことなどに慎重派が反発、総会は紛糾した。

 このため、急きょ作成された修正案には「プロジェクトチームの議論では賛否両論があったが、『時期尚早』『表明すべきではない』との発言が多かった。政府は、以上のことを十分に踏まえた上で慎重に判断することを提言する」との内容が新たに盛り込まれ、9日夜に総会で了承された。

 しかし、今回了承された提言でも最終的な判断は政府に委ねられており、野田首相は10日、記者会見を開き、交渉に参加する考えを表明することにしている。