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中国機への空自緊急発進が急増

2012年1月19日 21:10
中国機への空自緊急発進が急増

 防衛省は19日、去年4月から12月までの航空自衛隊による緊急発進(スクランブル)の回数を公表した。中国機に対しての発進が過去最多となっている。

 防衛省によると、去年4月から12月までに航空自衛隊がスクランブルした回数は前年同期比45回増の335回に上った。地域別では、沖縄や尖閣諸島がある南西方面でのスクランブルが150回と最も多く、国別ではロシア機に対してが175回、中国機に対してが143回となっている。中国機へのスクランブルは急増していて、去年4月からの9か月間で既に年度ごとの過去最多を更新している。

 日本の領空に侵入したケースはないが、防衛省は「日本周辺での中国軍の情報収集活動が活発になっている」として引き続き警戒監視にあたる方針。