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上半期の空自スクランブル、昨年比で大幅増

2014年10月15日 21:54
上半期の空自スクランブル、昨年比で大幅増

 防衛省は、今年4月から9月末までの上半期における、航空自衛隊による緊急発進(=スクランブル)の回数を発表した。

 今年度上半期の緊急発進は、昨年の同時期に比べて225回増え、533回と大幅に増加し、冷戦終結後の1991年度以降で最も多くなった。領空侵犯はなかった。

 国別ではロシア機が324回(昨年同時期比で188回増加)と最も多く、次に中国機が207回(昨年同時期比で58回増加)だった。ロシア機の増加について防衛省では、今年春にロシア軍が大規模な軍事訓練を行っていたことなどが背景にあるとみている。また、ロシア機は情報収集機による日本列島を周回するような飛行が多く、中国機は東シナ海への戦闘機による飛行が多かったという。