２０日に告示された社民党の党首選挙は、午後３時の締め切りまでに福島瑞穂党首だけが届け出を行い、無投票での再選が決まった。

　今回の党首選をめぐっては、福島党首の多選や党運営に対する批判から、党内で対立候補の擁立を模索する動きも相次いだが、いずれも締め切りまでにメドが立たず、福島党首の無投票での再選が決まった。

　しかし、対立候補の擁立を断念することになった阿部政審会長らは、福島党首が一度も党首選を経ずに５期目を続投することや、選挙で敗北を続けていることに批判を強めており、福島党首は今後、党改革を厳しく迫られることになる。