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辞表提出、離党届に、民主党執行部対応協議

2012年4月2日 18:18
辞表提出、離党届に、民主党執行部対応協議

 消費税増税法案の閣議決定を受け、民主党内が揺れている。党の役職を辞任する動きに加え、2日は離党届を提出する議員も出た。民主党では2日夕方、役員会が開かれており、執行部は今後の対応などについて話し合っているものとみられる。

 2日朝、小沢元代表に近い木内孝胤衆議院議員が、消費税増税法案の閣議決定などに反対して離党届を提出した。一方、鈴木幹事長代理らが党の役職を辞任する考えを示しているが、輿石幹事長ら執行部は辞表を受理しない方針。

 また、藤村官房長官は、先週に辞表届を提出した政務三役4人に対し、3日までに事情を聴くなどして慰留を続けることにしている。しかし、辞表を提出した副大臣の一人は、電話をかけてきた藤村官房長官に対し、「一刻も早く辞表を受理してほしい」と答えたという。

 政府・民主党の幹部は、この後、対応を話し合うことにしているが、一日も早く事態を収拾して政策課題を前に進めていくべきだという厳しい声が上がっている。