ゴールデンウイークが明け、日本テレビでもクールビズが始まりましたが、みなさんはいかがでしょうか。永田町でもクールビズがスタートした…はずなのですが、映像を検証すると意外なことがわかりました。

　細野環境相は４月２０日の会見で「私もあまり自分の服を考えずに、その辺にあるものをパッと着てくるのですが、来週から何を着るか考えないといけないと思う」と、コメント。いったい何のことなのかというと、クールビズでの服選びの悩みなのです。そして、迎えた連休明けの細野環境相の服装は…濃紺のスーツにストライプのシャツでした。

　そして、野田首相も８日に行われた地方自治体議員の懇親会でクールビズについて発言。「政府は５月１日からクールビズの徹底をしております。クールデブではありません！」と、会場の笑いを誘う一幕もありました。１０日には、沖縄・仲井真県知事らが首相官邸を訪問。ミス沖縄から野田首相に、藍色の「かりゆし」がプレゼントされました。岡田副総理、そして藤村官房長官にも「かりゆし」が。

　しかし、１５日の閣議の映像をチェックしてみると…川端総務相や田中防衛相らがノーネクタイなのに対し、野田首相、岡田副総理、鹿野農水相らはネクタイ姿。５月からクールビズのはずだったのでは？藤村官房長官は１１日の会見で、「首相は原則、クールビズで５月１日からされているように思います」と、言っていました。そこで、ゴールデンウイーク明けの７日から１５日までをチェックしてみると…９日間のうち６日間でネクタイ姿。外交日程があったこともありネクタイの日が目立ちます。クールビズの普及に向け、野田首相は“リーダーシップ”を発揮できるでしょうか。

　一方、自らをめぐる裁判での控訴後、初めて公の場に現れた民主党・小沢元代表。民主党議員のパーティーで贈られたのは、なんと小沢氏のために作られたオリジナルの応援歌でした。１４日には、名古屋市・河村市長と会談。河村市長が「お体どうですか？」と尋ねると、小沢氏は「う～ん？風邪が抜けなくてね」と、答えていました。その後、出席した愛知県の大村知事のパーティーで、小沢氏は「お互い力を合わせてこの大いなる改革に取り組もうではないかとそういう話をしているところです」と、大村知事、河村市長との連携を模索する考えを示しました。ちなみにこのパーティーには、大阪市・橋下市長から「大阪と愛知が連携して日本を変えていきましょう」との祝電が送られていました。

　そんな中、小渕元首相の１３回忌にあたる１４日。自民党・額賀元財務相は、かつて小渕元首相が野党案に同意して金融再生法を成立させたことを例に挙げ、社会保障と税の一体改革について、「小渕（元）首相のリーダーシップを野田首相は見習うべき」と、述べました。

　一方、解散時期をめぐって、民主党・輿石幹事長から先週、「私自身に解散権があるわけではないが、個人的には、衆・参一緒でよいと思う」という発言がありました。党所属議員との会合で、次の衆議院選挙について、来年夏の参議院選挙との同日選挙が望ましいという認識を示しました。