アメリカ軍の新型輸送機「ＭＶ２２オスプレイ」の普天間基地（沖縄・宜野湾市）への配備に向け、森本防衛相は１日、沖縄・仲井真県知事や山口・岩国市の福田市長と会談を行い、配備に理解を求めた。

　森本防衛相は、仲井真知事との会談で、オスプレイを１０月初旬にも普天間基地で本格運用するというアメリカ政府の決定を伝え、理解を求めた。これに対し、仲井真知事は配備の中止を求めた。

　この後、森本防衛相は、オスプレイが運ばれて陸揚げされる予定のアメリカ軍岩国基地がある山口・岩国市を訪れ、福田市長に理解を求めた。しかし、福田市長は「安全性に対する不安が払拭されない状況では、飛行の有無に関係なく了解できない」と述べ、拒否した。