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混戦もようの自民党総裁選、その展開は…

2012年9月14日 17:53
混戦もようの自民党総裁選、その展開は…

 自民党総裁選挙が14日に告示され、5人が立候補を届け出た。15日からは全国遊説がスタートする。199票の国会議員票と300票の全国の党員票の計499票をめぐって争われる選挙戦はどのような展開となるのか、政治部・菅原薫記者が報告する。

 5人の立候補は過去最多で、その分、混戦もようとなっている。

 安倍元首相は中堅・若手議員を中心に派閥横断型で支持を集めたい考えで、麻生・高村両派閥も13日、支持を表明した。

 石破前政調会長も中堅・若手議員が支持層で、安倍氏と票を奪い合う形となりそうだが、石破陣営は地方の党員票獲得に力を入れている。

 町村元官房長官は、安倍氏の出馬で町村派が分裂状態となる中、派閥の所属議員を中心に支持拡大に全力を挙げている。

 石原幹事長は、民主・自民・公明による3党合意路線の継承者だとアピールし、出身派閥の山崎派と額賀派から支持を取り付けた。

 参議院議員の林政調会長代理について、出身派閥の会長である古賀氏は13日、「結束して林さんを応援したい」と述べた。

 ただ、特定の候補の支持を打ち出した派閥でも、一枚岩で同じ投票行動をとるのは難しい状況で、混戦となって、上位2人による決選投票が見込まれる。

 総裁選は26日に開票される。