暴力団関係者との過去の交際などが明らかになっていた田中法相が、近く辞任する見通しになった。田中法相は１９日、不整脈などを理由に東京都内の病院に入院した。

　田中法相は「朝、起きたら胸が痛かった」と話したということで１９日の閣議を欠席し、不整脈などを理由に都内の病院に検査入院した。

　田中法相をめぐっては、暴力団関係者との過去の交際の他、外国人が経営する企業からの献金問題も明らかになっていた。また、１８日の参議院決算委員会も公務を理由に欠席し、野党側は強く反発、辞任を求めていた。

　こうした状況を受けて、政府・与党内にも「辞任はやむを得ない」との声が急速に強まり、２９日にも召集される臨時国会が始まる前に辞任する見通しになっている。