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小渕経産相 与党内からも“辞任論”

2014年10月18日 12:22
小渕経産相 与党内からも“辞任論”

 政治資金の問題で野党側の追及を受けている小渕経産相が18日、急きょ、予定していた公務を取りやめた。与党内からも小渕経産相の辞任は避けられないとの声が出ている。

 小渕経産相は18日午後に予定されていた愛知県での公務を、警備上の問題を理由に取りやめた。

 小渕経産相は、2012年に後援会が観劇会を開催しているにもかかわらず、後援会などの収支報告書に収入や支出の記載がなかった問題などをめぐり、国会で追及を受けていた。

 小渕経産相「私自身、安倍内閣の一員ですので、閣僚の一人として、このようなことになっていることに対して、本当に大きな責任を思うところであります」

 周辺によると、小渕経産相は野党からの追及を受け、「弱気になっている」とのことで、与党幹部からは「辞めざるを得ない」などと、辞任は避けられないとの声が出ている。

 一方で、17日に小渕経産相と話をしたという安倍内閣の閣僚の一人は、「辞めるのはいつでもできる。看板である小渕大臣が辞めれば、安倍政権へのダメージは想像以上に大きい」「小渕大臣に頑張れ、頑張れと励ましている」と語った。

 こうした中、18日午後には安倍首相が訪問先のイタリアから帰国する。自民党閣僚経験者の一人は、「進退問題が動くのはそれからだ」と話している。