４年ぶりに再開される日本と北朝鮮による局長級政府間協議が、現地時間１５日からモンゴル・ウランバートルで始まる。拉致問題の進展につなげることができるかどうかが、日本にとっての焦点となる。

　協議は現地時間１５日から２日間の予定で行われる。日本からは外務省・杉山アジア大洋州局長が出席し、現地時間１４日にモンゴルに到着した。日本側は拉致問題を議題として、解決に向けた進展を図りたい考え。

　一方、北朝鮮からは宋日昊日朝交渉担当大使が出席する。北朝鮮側は、これまで「拉致問題は解決済み」という姿勢を崩していない。玄葉外相はこの協議が複数回行われる見通しを示しており、拉致問題をめぐる話し合いは難航が予想される。