今月中にも行われるとされる北朝鮮からの拉致被害者らに関する調査報告を待つ中、１３日に東京・千代田区で安倍首相も参加し、拉致問題の全面解決を訴える大規模な集会が行われた。

　安倍首相「なかなか北朝鮮は真実を話さない。約束を実行しない。大切なことはしっかりと行動対行動の原則で交渉を進めていくことではないか」

　一方、拉致被害者の曽我ひとみさんは、３６年前、一緒に拉致された母・ミヨシさんからもらった時計をして参加し、改めて母の救出を訴えた。

　曽我ひとみさん「今交渉の最中で私も毎日毎日落ち着かない日々を送っています。次の集会には母が買ってくれた時計ではなく、私と一緒に母親の手を引いてこの場に立ちたい」

　ほかの家族からも今回の交渉で拉致被害者全員の救出を実現させるよう切実に訴える声が聞かれた。