林長官「強く抗議」~国連委員会の皇室典範“改正勧告”に
国連の女性差別撤廃委員会が、男系男子のみに皇位継承を認める皇室典範について「皇位継承における男女平等を保障するため」に改正するよう勧告したことに対し林官房長官は30日の会見で「強く抗議し、削除の申し入れを行った」と明らかにしました。
林長官は「我が国の皇位継承のあり方は国家の基本に関わる事項であり女性に対する差別の撤廃を目的とする女子差別撤廃条約の趣旨に照らし、委員会が皇室典範について取り上げることは適当ではない」と主張しました。
また、女性差別撤廃委員会が選択的夫婦別姓の導入に向け法改正するよう勧告したことについて林長官は、「最終見解の内容を十分に検討した上で、国民や国会の議論の動向を踏まえ、適切に対応したい」と述べました。